商談における議事録の書き方|事前に書いてトークを円滑に進めよう
議事録をしっかり書くことで、商談内容を上司にわかりやすく報告できます。
しかし「議事録のまとめ方がわからない」という人もいるでしょう。
そこでこの記事では、商談における議事録の書き方を紹介していきます。
議事録をうまく活用すると、商談の成功率がアップします。
記事中では、成功率が高まる議事録の活用方法も紹介するので、成果をあげたい方はぜひ参考にしてみてください。
【この記事の目次】
商談における議事録の基本
議事録は、商談前につくり始めるようにしてください。
商談前に枠組みをつくっておくことで、商談で話すべき内容が明らかになるからです。
商談の事前準備が自然にできますし、商談後に議事録をまとめる手間も省けます。
また、作成した議事録の枠組みは、商談前の確認メールにて顧客にも知らせましょう。
商談内容を顧客にも事前に確認してもらうことで、モチベーションをあげてもらえるからです。
枠組みに書くべき内容については、後ほど紹介します。
オンライン商談は記憶に残りにくい
オンライン商談は対面の商談よりも五感を刺激されないため、記憶に残りにくいです。
議事録をしっかりと作成しないと、顧客との認識にズレが生じてしまう可能性があります。
認識にズレが生じると、意見が食い違って商談がスムーズに進みません。
商談を問題なく進めていくためにも、議事録を残しておくことが大事なのです。
商談における議事録の書き方3ステップ
議事録の基本がわかったところで、具体的な書き方について紹介していきます。
議事録を作成する場合には、以下3ステップでおこないましょう。
- 商談前に枠組みをつくる
- 商談中に重要な点をまとめる
- 商談後にわかりやすくまとめなおす
すでに紹介したように、議事録は商談前からつくり始めるのがおすすめです。
そして、商談中に内容を整理しておき、商談後にまとめやすいようにしておきましょう。
それぞれのステップについて、紹介していきます。
商談における議事録の書き方①商談前に枠組みをつくる
まずは、商談前に議事録の枠組みをつくっておきましょう。
議事録の枠組みとは、以下のような内容です。
・参加者
・話す内容
・顧客の悩みや現状
・顧客が目指すゴール
・提案内容
・次回までのアクション
・次回の商談日
以上の内容を見ると、商談で話すべき内容をまとめられることに気づくでしょう。
議事録は商談前にも書けることがかなりあるのです。
ゴールや提案内容をしっかりと決めておけば、商談中もスムーズに話ができるようになります。
議事録を事前につくって、商談に備えてみてください。
商談前の確認メールで話す内容を顧客にも伝えておくと「しっかり考えてくれている」と顧客も安心します。
商談後の報告だけでなく、事前準備にも議事録を活用していきましょう。
商談における議事録の書き方②商談中に重要な点をまとめる
商談が始まったら、話をしながらメモなどに内容をまとめていきます。
見やすいように箇条書きを活用して、重要な点を書き残しておきましょう。
顧客にもメモを共有しながら話せば、話がそれてしまうリスクも減らせます。
議事録は話をスムーズに進めるためにも役立つのです。
話がしやすくなるので、顧客にも喜ばれます。
メモにかかる時間が気になる場合は「話しやすくするためにまとめを書きますね」などと伝えておきましょう。
また、オンライン商談の場合にはチャット機能を活用しましょう。
ツールにもよりますが、チャットの内容は記録に残ることが多いです。
重要な点をまとめたチャットをピックアップするだけで、議事録の概要が完成するのです。
もし、チャットの履歴が残らない場合には、ほかのメモアプリなどにコピーしておくとよいでしょう。
商談後の事務作業を減らせるので、営業効率もアップします。
ぜひ実践してみてください。
商談における議事録の書き方③商談後にまとめなおす
商談が無事に終わったら、メモやチャット履歴の中から話の要点をまとめましょう。
事前につくっておいた枠組みに当てはめながら整理すれば、議事録が完成します。
整理する際には、以下3点を意識してみてください。
- 時系列順に整理する
- 書き言葉に変換して簡潔にまとめる
- 事実と所感を分けて書く
3つのポイントを押さえると、わかりやすい議事録が完成します。
議事録ができあがったら、顧客に知っておいて欲しい部分をお礼メールに記載して送りましょう。
認識のズレをさらに修正できて「言った言わない」の揉めごとを減らせます。
顧客との関係構築にも議事録を活用してみてください。
まとめ|商談前や後も議事録を活用しよう
商談における議事録の書き方と活用方法を紹介しました。
- 議事録の基本
- 商談前に枠組みをつくる
- 確認メールにて顧客と共有する
- 議事録をつくる3ステップ
- 商談前に枠組みをつくる
- 商談中に重要な点をまとめる
- 商談後にわかりやすくまとめなおす
議事録は上司への報告のためだけにあるものではありません。
商談前の準備に活用したり、話がそれないようにするために活用したりできるのです。
活用方法を少し工夫するだけで、商談をスムーズに進められるようになるでしょう。
ぜひ、次回の商談から実践してみてください。