営業が疲れる原因5つと対処法|休息をとって思考力を取り戻すのが先決
- ・「営業の仕事は疲れる…」
- ・「ノルマがきつい…」
- ・「辛いからもう辞めたい…」
営業はノルマが厳しかったり、人間関係が複雑だったりと、ストレスが溜まりやすい仕事です。
仕事に疲れやストレスはつきものですが、度を超えると健康被害が出てしまいます。
健康を害する前に、疲れやストレスに向き合って対処していきましょう。
この記事では、営業が疲れる理由5つと対処法を紹介していきます。
仕事に大きなストレスを抱えるほど疲れてしまっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事の目次】
営業で疲れる理由5つ
適切な対処をするために、営業で疲れる理由を明らかにしていきます。
この記事では、以下5つを扱います。
- 長時間労働で休む暇がない
- 成果が出ないと責められる
- 商材に魅力を感じない
- 顧客対応が辛い
- 営業自体が向いていない
理由によって対処法が異なってくるため、あなたに当てはまる箇所を重点的にチェックしていきましょう。
営業で疲れる理由①長時間労働で休む暇がない
職場環境にもよりますが、営業の仕事は長時間労働になることが多いです。
仮に仕事自体が好きであったとしても、体を休める時間がなければ当然疲れは溜まっていきます。
- ・「ノルマ達成するまで休めない」
- ・「休日に顧客から連絡が入る」
- ・「遠方の顧客に対応していたら勤務時間をオーバーした」
営業においては、以上のような理由で長時間労働になりやすいです。
さらに悪質なケースではノルマ達成ができなかった場合に自腹を強要したり、減給されたりすることもあります。
こういったケースは、労働基準法に抵触する可能性があります。
当てはまる場合には、弁護士などに相談するようにしてください。
条件を満たす場合には、法テラスで無料相談も可能です。
法テラスは国が設立した法的トラブルの総合案内所です。
1人で抱え込まずに、専門家の意見を仰ぎましょう。
営業で疲れる理由②成果が出ないと責められる
営業の仕事は基本的に成果主義です。
どれだけ努力をしていようと、成果が出ないと上司から注意を受けることもあります。
・「誰も自分のことを理解してくれない…」
・「みんなと同じように成果が出せないなんて、才能ないのかな…」
努力し続けてもなかなか成果が出ない場合、以上のように感じるでしょう。
短い期間であれば精神的な成長につながりますが、長期間続く場合には大きなストレスになります。
結果として、疲れを感じてしまうのです。
成果を出すためには努力が欠かせませんが、努力の方向性が間違っていてはどれだけ時間をかけても成果は出ません。
成果を出すためにやるべきことを明らかにし、正しい努力をしていける環境を作っていくことが重要です。
成果を出している先輩に教えてもらうなどの対策をしてみてください。
営業で疲れる理由③商材に魅力を感じない
営業では実にさまざまな商材を扱います。
「この商材をできるだけ多くの人に知ってほしい!」と心から思える場合には、営業にも熱が入ります。
しかし、商材に魅力を感じない場合には、営業をすること自体が辛いものになるでしょう。
・「買わせるなんて申し訳ない…」
・「でも売らないと仕事にならない…」
商材に価値を感じないと、営業することに対して罪悪感をもちます。
とは言え、営業を仕事にしている以上、やらないわけにはいきません。
感情と行動の乖離がストレスになり、営業に疲れてしまうのです。
まずは商材について理解を深めるところから始めてみましょう。
実際に商材を購入した方の喜んでいる姿を見たり、クチコミを聞いたりすれば気持ちが変わるかもしれません。
もしそれでも気持ちの変化がないのなら、あなた自身が魅力を感じる商材を扱う仕事に就くことも検討してみてください。
営業で疲れる理由④顧客対応が辛い
顧客対応がストレスになるケースもあります。
本来、営業マンと顧客は対等な関係です。
しかし、実際にはお金を支払う顧客の方が力をもつことが大半です。
営業マンの方も顧客に購入してもらわなければいけないので、下手に出てしまうこともあるでしょう。
とくに継続的な付き合いが必要なBtoB営業で起こりやすいです。
無理な要求を押し付けてくる顧客がいる場合には、余計にストレスがかかります。
無理な要求をそのまま受け入れるのではなく、条件交渉をするなどの対策が必要です。
要求をそのまま受け入れてしまうと、それ以降も無理な要求をされる可能性があるからです。
営業で疲れる理由⑤営業自体が向いていない
職場環境などの影響ではなく、そもそも営業自体が向いてないケースもあります。
・「仕事の中で資料作成をしているときが1番好き」
・「人の話を聞くのが苦痛…」
以上のように感じている人は、営業には向いていない性格かもしれません。
もちろん。営業を好きになるために努力することも大切です。
しかし、出社することさえ辛い思うようなストレスや疲れを感じるのであれば、無理をする必要はありません。
他職種への転向も検討していきましょう。
営業に疲れているならまずは休もう
ここまで、営業で疲れる原因を紹介しました。
解決策も少しお伝えしましたが、疲れを感じているのであればまずは休むことを最優先に考えましょう。
疲れて過度なストレスを抱えている状態では、思考力が鈍ってしまうからです。
営業をこのまま続けていくのか、転職を目指すのかはキャリアにおいてとても重要な選択です。
残業続きであるなら少しでも早く帰るようにしたり、場合によっては休職したりするのもよいでしょう。
一度休んで疲れをとってから、これからどうしたいのかを考えてみてください。
また、「疲れが取れたら思考力が上がって営業成績も伸びた!」という状態になることもあります。
営業活動は思考力が求められる仕事なので、疲れは大敵です。
営業を続けるにしろ、転職を考えるにしろ、まずは疲れをとることを意識していきましょう。
営業の種類が向いていない可能性もある
営業に向いていないと疲れてしまいますが、営業の種類を変えることで解決する可能性もあります。
例えば、BtoB営業とBtoC営業では提案時に求められるスキルが異なります。
法人を相手にするBtoB営業では論理性が大切であり、個人を対象とするBtoC営業では感情に訴えかけるトークが大切です。
このように、同じ営業でもかなり特性が異なります。
BtoB営業が得意な人もいれば、BtoC営業が得意な人もいるのです。
あなたの強みを発揮できる営業を見つけることで、営業で疲れることは無くなるでしょう。
営業自体が向いていないと感じたら転職もあり
職場環境や営業の種類でもなく、営業という仕事自体が向いていないと感じるなら転職を検討しましょう。
自己分析や業界研究などをやり直してみてください。
自分自身の特性を理解し、特性を活かせそうな業界を見つけるのです。
対策をしてから転職をすれば、営業のようなミスマッチを防げます。
また、転職理由では「営業が苦手だったので…」などとマイナスの内容を言わないようにしてください。
印象アップのためにも、「〇〇がきっかけでこの業界に興味をもちました」などと前向きな言葉を使いましょう。
まとめ|営業に疲れる理由を明らかにしよう
営業で疲れる理由と対策方法を紹介しました。
- 長時間労働で休む暇がない
- 成果が出ないと責められる
- 商材に魅力を感じない
- 顧客対応が辛い
- 営業自体が向いていない
どの理由に当てはまる場合にも、まずは休息をとって疲れを癒すことを最優先にしてください。
疲れて判断力が鈍っている状態では、適切に対処するのが難しいからです。
疲れが取れたら、同じ職場で工夫しながら働くのか、他の営業会社に転職するのか、他職種に転職するのか選びましょう。