生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法|休息を最優先にしよう
「我慢の限界が近づいていて辞めたい」
「でも本当に辞めていいのか迷っている」
以上のように考えている方もいるでしょう。
営業の仕事は実力主義で厳しい世界であるため「辞めたい」と感じる人が多いです。
そのため「辞めたいと感じる自分はダメなのではないか…」などと落ち込む必要はありません。
ただ、辞めたい気持ちをそのまま放置しておくのはストレスの原因になってしまいます。
そこでこの記事では、生保レディを辞めたいと感じる理由とその対処法を紹介していきます。
辞めたい気持ちを解決したい方、現状を変えていきたい方はぜひ参考にしてみてください。
【この記事の目次】
- 生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法7つ
- 生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法①顧客に冷たくされる
- 生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法②顧客を優先しなければいけない
- 生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法③家族に迷惑がかかる
- 生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法④プライベートの時間が取れない
- 生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法⑤セクハラがある
- 生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法⑥人間関係のストレスがある
- 生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法⑦基本給が低い
- 生保レディをどうしても辞めたいなら
- 生保レディをどうしても辞めたいなら①休職する
- 生保レディをどうしても辞めたいなら②異動を申し出る
- 生保レディをどうしても辞めたいなら③転職を検討する
- まとめ|生保レディを辞めたいならアクションを起こそう
生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法7つ
生保レディを辞めたいと感じる主な理由として以下7つが挙げられます。
- 顧客に冷たくされる
- 顧客を優先しなければいけない
- 家族に迷惑がかかる
- プライベートの時間が取れない
- セクハラがある
- 人間関係のストレスがある
- 基本給が低い
まずはあなた自身が感じている辛さを明らかにすることで、自分を客観視していきましょう。
自分を客観視できれば、それだけでもやもやした感覚がなくなり、気分が軽くなるはずです。
また、理由を明らかにすることで対処法も見えてきます。
対処法もあわせて紹介しますので、あなたがとくに辛いと感じているところを重点的に読んでみてください。
生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法①顧客に冷たくされる
生保レディとして営業に行くと、顧客から冷たい対応をされることもあるでしょう。
冷たい対応をされるとどうして辞めたくなるのかを深掘りしつつ、対処法も紹介します。
辞めたいと感じる理由
多くの人からすると保険の仕組みは複雑であり、考えるのが大変なものです。
生保レディであるあなたと話をすると「難しい保険について考えなければいけないのが嫌だ」と感じるのです。
また、すでに生命保険に入っている場合には「今は必要ない」と感じ、時間を取られるのを嫌がります。
結果として、あなたに対して冷たく接してくるのです。
懸命に話をしていても冷たい対応をされると、自分自身を否定された感覚になるでしょう。
仕事への意欲が薄れて辞めたくなってしまうのです。
対処法
保険の仕組みを理解した方がいい理由や、乗り換えをした方がいい理由を伝えていきましょう。
顧客があなたの話を聞く理由を作ることで、冷たい対応をされることがなくなります。
- ・保険の仕組みを理解した方がいい理由の例
- →「保険の仕組みを知っておけば自分で保険を選べる」
- →「自分の利益を優先する営業の話を聞く必要がなくなる」
- ・生命保険の乗り換えをした方がいい理由の例
- →「新しい保険のプランがあって、乗り換えると保険料が安くなる」
- →「年齢に応じて保障を変えた方がリスクが小さくなる」
人はいらないものを売り込まれれば不機嫌になるものです。
聞きたくもない話に時間を取られてしまうからです。
逆に、話に興味をもっている場合には「もっと話して!」となります。
まずは顧客の興味を惹くことを意識してみてください。
その後に、顧客が話を聞く理由だけでなく、保険に入る理由も提示することで契約に結びつきます。
契約に結びつけたい場合には、クロージングのやり方をマスターしましょう。
クロージングを意識すると、営業全体の流れを整えて自然な形で契約を取れるようになりますよ。
生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法②顧客を優先しなければいけない
顧客に休日や夜間などに呼び出され、自分の意思で行動できないことにストレスを感じる人もいるでしょう。
より具体的にどんな部分が辛いと感じるのか、その対処法について紹介していきます。
辞めたいと感じる理由
「どうにか契約してもらわないと」という気持ちから、顧客を優先しすぎてしまうのです。
生保レディを始めた頃に上司から「顧客第一で行動するべき」と教わる場合もあります。
あたかも「顧客の方が偉い」「顧客の言うことは絶対」のように感じているかもしれません。
このような状態で仕事をし続けると、自分自身の存在を否定されたような気分になってしまうのです。
対処法
しかし、実際には顧客と営業担当者の立場は対等です。
そして、顧客と対等に接する人の方が信頼されやすく、成約しやすいという側面もあります。
あなた自身も感じているように、顧客にへりくだった態度では自分の意思を表明できません。
もしあなたが、自分の意思を表明しない人から「この保険がおすすめです!」と言われたらどう感じるでしょうか?
「本当に?」「言わされているだけだよね」「利益のためだよね」と感じるでしょう。
すべて顧客の言う通りに動くと、営業トークの説得力が落ちてしまうのです。
そのため、ある程度は自分の都合についても伝える方がよいです。
実際、きちんと時間をとっていた方があなた自身の気分もよいでしょう。
自分を押し殺して辛さを我慢した状態で話すより、あなたにとっても顧客にとってもよい時間を過ごせるはずです。
少しずつでよいので、あなたがスケジュール調整などの主導権を握れるように意識してみましょう。
生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法③家族に迷惑がかかる
家族や友人に迷惑をかけてしまうことにストレスを感じ、辞めたいと思うこともあるでしょう。
より具体的にストレスを感じる理由と対処法を紹介していきます。
辞めたいと感じる理由
ノルマ達成が厳しい状況に陥ると「家族や友人を加入させろ」と言われる場合があります。
家族や友人に営業をかけることで関係性が崩れてしまい、悲しい思いをするのです。
仕事の辛さを吐露できる相手もいなくなる可能性があり、孤独感にもつながるでしょう。
対処法
家族や友人への営業を避けたいのであれば、家族以外の人に対して営業をかけてノルマ達成をする方法を考えましょう。
ただがむしゃらに営業をするのではなく、営業のコツを勉強することが重要です。
見込み客がいなくて困っているのか、クロージングがうまくいかなくて困っているのかでどちらを読むか決めましょう。
また、あなたが扱っている保険を「家族に勧めたくない」と感じるのであれば、異なった対策が必要です。
営業そのものに罪悪感があると、営業で成果をあげることを目指すのは困難だからです。
「どういう人なら保険を勧められて嬉しいだろうか」と考えてみましょう。
思いついた人に対してだけ営業することを考えられれば「営業は押し売りとは違うし、罪悪感もない」という状態になれます。
営業に対する罪悪感を消す工夫をしてみましょう。
ただ、そういった工夫をしてもストレスになるのであれば、扱う商材を変えた方がよいかもしれません。
生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法④プライベートの時間が取れない
生保レディはプライベートの時間が取りにくく、辞めたいと感じる人が多いです。
辞めたい理由のより具体的な内容と、対処法について紹介していきます。
辞めたいと感じる理由
ノルマを達成するためにたくさんの顧客を担当しなければならず、残業や休日出勤をすることもあります。
休みが取れず、自分のやりたいことをやる時間がないのでリフレッシュできないのです。
仕事自体が楽しいなら話は別ですが、やりたくない仕事をプライベートを犠牲にして行うのはかなりの苦痛が伴います。
また、生保レディの仕事は顧客対応だけではありません。
顧客情報をまとめるなどの事務作業もあり、思うように顧客対応が進められないという問題もあります。
「やりたくないのにやるべきこと」がたくさんあり、自分をケアする時間もないので辞めたいと感じるのです。
対処法
ノルマがあるため、仕事量を自分で調整することは難しいでしょう。
しかし、仕事の進め方を工夫して効率化を図ることは可能です。
事務作業と顧客訪問の日程を分けて行うことで、仕事の効率が上がって時間の余裕ができます。
そのほか、営業活動の効率化については以下の記事を参考にしてみてください。
また、有給休暇を活用することも重要です。有給休暇は社員の権利ですので、とくに予定がなくとも取得できます。「休みたい」と感じるのであれば、有給休暇をうまく使って心の余裕を取り戻しましょう。
もし、有給休暇の取得を申請しても取り合ってもらえない場合には、転職も検討した方がよいかもしれません。
生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法⑤セクハラがある
表立って言及されることは少ないですが、取引先の男性からセクハラまがいの対応をされることもあるでしょう。より具体的な内容と対処法について紹介していきます。
辞めたいと感じる理由
会社にもよりますが、生保営業は女性が多い傾向があります。
そのため、生保レディを狙ってセクハラなどを行う人がいるのです。
しかも、セクハラなどは会社に被害を訴えても「個人間の問題だろう」と言われてしまうこともあります。
「ノルマを達成しなければ」という気持ちから、我慢するとさらにストレスがたまってしまいます。
対処法
セクハラなどのトラブルについては、まずは会社の窓口に相談をしましょう。
会社には社員を守る責任があるため、自分だけでどうにかしようとせずにまずは会社を頼りましょう。
その上で「ノルマ達成ができなくても断る」と決め、よい取引先を探してみてください。
会社の協力を得ることも大切ですが、現場の対応は自分でやる必要があります。
その場の雰囲気に流されないためにも「屈しない」と決めてみてください。
こういった対応をしても解決できない場合や、会社が対応してくれない場合には転職なども検討しましょう。
状況を変えられないのであれば、気分よく働ける職場を探していくべきです。
ストレスだらけの職場で働き続けても、成果を出すのは難しいですし、健康を害するリスクがあるからです。
生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法⑥人間関係のストレスがある
生保レディは顧客との関係性に加えて、社内の人間関係にもストレスを抱えている人が多いです。
より具体的な内容と対処法について紹介していきます。
辞めたいと感じる理由
営業でノルマを達成できないなど、十分な成果を出せないと周囲の目が気になるかもしれません。
本来であれば同じ仕事をしているのですから、仕事の大変さを共有できる仲間になれるはずです。
しかし、成果を出している人と出せていない人との間に距離ができてしまうこともあります。
家族や友人に営業をかけて関係性が崩れ、顧客からも冷たい対応をされ、社内にも味方がいないのはかなり苦しい状況です。
「頼れる人が誰もいない」「自分はダメな人間なんだ」と感じて落ち込み、仕事に集中できなくなってしまうのです。
落ち込んでいる状態で成果を出すのは難しく、悪循環にハマってしまうリスクもあります。
対処法
まずは考え方を変えてストレスを軽減していきましょう。
成果を出せないのはスキルや経験に問題があるだけで、あなたの存在自体に問題があるわけではありません。
「成果が出せない自分はダメなんだ」と自分を責めすぎないようにしてください。
「成果と自分の尊厳は関係ない」と考えられるようになれば、気持ちが軽くなるでしょう。
その上で成果を出せるようにスキルアップを目指せばよいのです。
辛いと感じている状態で今以上に努力するのは難しいため、まずは気持ちを整えてから挑戦しましょう。
営業のコツについては以下の記事で紹介しているので、スキルアップに役立ててみてください。
それぞれ営業手法や解決できる悩みが違いますので、ご自身の状況にあわせて選んでみてください。
生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法⑦基本給が低い
生保レディはインセンティブ(成果報酬)の割合が高く、基本給が低い傾向にあります。
仕事に時間をかけても生活が苦しいと「辞めたい」と感じる可能性が高いです。
より具体的な内容と対処法について紹介していきます。
辞めたいと感じる理由
基本給が低いと「成果を出さないと生活が苦しい」という不安が常につきまといます。
不安な状態で意思を強くもって努力することは難しく、大きなストレスにつながります。
また、仕事で使う携帯の料金など自己負担しなければいけないケースもあるでしょう。
ただでさえ少ない給料から、仕事のための備品の料金を払うことは精神的な苦痛につながります。
対処法
備品の自己負担については、自分で備品を用意して代用できないかを考えましょう。
たとえば、携帯電話であれば普段使いのものを使用すれば、料金を抑えられます。
プライベートと仕事を分けにくくなるので、抵抗感がある方もいるかもしれません。
ただ、工夫次第で自己負担額を減らせるので、ほかにもできることを探してみましょう。
その上で成果アップを目指してインセンティブを受けられるように努力してみてください。
インセンティブをもらえる仕事は多くないですし、生保レディの魅力でもあります。
難しいと感じるかもしれませんが、状況を変えたいのであればぜひ取り組んでいきましょう。
生保レディをどうしても辞めたいなら
ここまでで、生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法を7つ紹介してきました。
しかし、そもそも対処法を実践する気力がなかったり、実践してもうまくいかなかったりすることもあるでしょう。
どうしても辞めたい気持ちが収まらない場合には、以下3つの選択肢も検討していきましょう。
- 休職する
- 異動を申し出る
- 転職を検討する
上にあるものほど取り組むハードルが低く、キャリアへの影響も少ないです。
「キャリアに傷をつけたくない」と感じるのであれば、上から順番に取り組むとよいでしょう。
生保レディをどうしても辞めたいなら①休職する
「辞めたい」と思うほど仕事が辛くて仕方ないなら、まずは休職することを考えてみましょう。
疲れやストレスがたまっている状態では、気持ちの整理が難しいからです。
疲れている状態では「ここから抜け出せるならなんでもいい!」と思うかもしれません。
しかし、転職先がさらにひどい職場である可能性もあります。
後悔しないためにもまずは休んでから「自分は何をしたいのか、何を求めているのか」を考えてみてください。
もしかすると、休むことで「もう少し頑張ってみよう」と思える人もいるかもしれません。
今の職場で頑張るにしても、転職をするにしても強いストレスを抱えている状態では非常に大変です。
まずは休職制度を活用して、身体と心を休めてみましょう。
生保レディをどうしても辞めたいなら②異動を申し出る
落ち着いて考えても「どうしても仕事を変えたい」と思うのであれば、異動を検討してみてください。
異動であれば転職よりハードルが低いですし、キャリアに傷がつきにくいからです。
とくに年齢的に再就職が難しかったり、介護が必要な親族を抱えていたりする人は転職のリスクが高いです。
異動で解決を目指すのがよいでしょう。
実際に異動を申し出るときには、理由を明確にするようにしてください。
そして、今の仕事が辛いことに加えて、ポジティブな理由も付け加えましょう。
ネガティブな内容だけではわがままに聞こえてしまう可能性があるからです。
「営業で得た経験を〇〇に活かしたい」などのポジティブな理由を見つけてみてください。
また、実際に申し出るときには繁忙期を避けたり、決算の区切りがよい時期まで待ったりなどの配慮をしましょう。
そのほか、最初に上司に話を通すことや引き継ぎをしっかり行うなどの最低限のマナーを守りましょう。
生保レディをどうしても辞めたいなら③転職を検討する
会社自体に不信感を抱いている場合などは転職も検討してみましょう。
また、実際に転職せずとも転職活動をすることで視野が広がり、気持ちが軽くなる効果もあります。
「転職したい」と強く思っていない場合でも、求人を見たりエージェントに相談したりしてみるのもよいでしょう。
転職をする場合には、生保レディとしてのスキルや経験を活かせる仕事がおすすめです。
スキルや経験を活かせる仕事の方が、転職の成功率が高いですし、あなた自身の負担も少なく済むからです。
たとえば、同業種の他社や保険代理店、他業界の営業職などが挙げられます。
在職中に転職先を確保したり、繁忙期を避けたりすることも忘れないでくださいね。
そのほか、以下3つの点について注意するとよりスムーズに転職できます。
- 時期と理由を明確にしておく
- まずは上司に話をする
- 引き継ぎはしっかりする
転職をする場合の注意点①時期と理由を明確にしておく
転職する時期や理由を明確にして、引き止められても確実に転職できるようにしておきましょう。
時期や理由を決めておかないと、話をしているうちに丸め込まれてしまう可能性が高いです。
異動などの選択肢を吟味した上で「本当に辞めたい」と感じたのであれば、まずは意思を強くもちましょう。
そのためにも、気持ちを整理して辞めたい理由や時期を決めるのです。
もし、無理に引き止められてしまって、転職できない状況であれば退職代行サービスの利用も検討してみましょう。
サービスによって異なりますが、会社の人と顔をあわせずに退職できるものもありますよ。
転職をする場合の注意点②まずは上司に話をする
転職することについては、必ず最初は上司に話をするようにしてください。
同僚や部下の方が話しやすいかもしれませんが、上司が人づてに知ってしまうと印象が悪くなってしまうからです。
「私は聞いていない!」と思われると、今までの信頼関係が崩れて転職の話を進めにくくなってしまいます。
スムーズに話を進めていくためにも、最初は上司に話すようにしましょう。
転職をする場合の注意点③引き継ぎはしっかりする
転職をする場合には、自分の仕事の引き継ぎを済ませてからにしましょう。
仕事仲間や顧客に迷惑がかからないようにするためです。
転職をしてもどこかで再会するかもしれませんし、最低限のマナーでもあります。
すぐにでも今の職場を抜け出したい気持ちもわかりますが、後々トラブルにならないようにしっかりと引き継ぎをしましょう。
また、引き継ぎにかかる期間を考慮して、早めに転職を申し出ることも忘れないでください。
まとめ|生保レディを辞めたいならアクションを起こそう
生保レディを辞めたいと感じる理由と対処法を紹介しました。
キャリアに傷をつけるリスクがあるため、まずは今の職場で成果を出すことを考えるのがおすすめです。
どうしても辞めたい気持ちが残る場合には、休職して疲れを取りましょう。
頭がクリアになれば考えが前向きになりますし、自分がどうしたいのかも見えてきます。
「どの対処法をやったらいいかわからない」と感じる場合には、まずは休むことから始めてみてください。
休職して落ち着いて考えても辞めたいのであれば、異動や転職を検討しましょう。
その際には繁忙期を避けるなどの配慮を忘れないでくださいね。