造園業も営業して売上アップを目指そう|やり方を具体的に紹介
「独立したもののなかなか集客ができない」
「下請けの仕事ばかりでつらい」
造園業・庭師・植木屋をやっている人の中には、以上のように悩んでいる方もいるでしょう。
独立した後は、営業活動も行っていかなければうまく集客できません。
とは言え、営業をやったことがない場合には、どうやって営業していったらいいのかわかりませんよね。
そこでこの記事では、造園業における営業について紹介していきます。
最後まで読むと、営業をすることで得られる効果や、営業方法がわかります。
造園業で集客に悩んでいる方は、ぜひお読みください。
【この記事の目次】
造園業は営業することで売上が増える
営業をしたことがない人にとって、営業活動を始めるのはハードルを感じるでしょう。
営業活動をすることに対してあまり意欲がない人もいるかもしれません。
まずは営業をすることで得られる効果を知って、意欲を高めていきましょう。
造園業をしている方が営業活動をすると、以下3つの効果が得られます。
- 集客ができる
- リピーターを増やせる
- 客単価が上がる
以上3つの効果によって、売上を伸ばせます。
そのため、造園業などをしていて売上を伸ばしたい方は営業に力を入れるべきなのです。
造園業が行うべき営業の基本
営業のやり方についてですが、大きく分けると以下2つの手法があります。
- ・アウトバウンド営業:自分から売り込みに行く
- ・インバウンド営業:問い合わせ件数を増やす
結論から言うと、以上2つを組み合わせていくのが望ましいです。
アウトバウンド営業だけだと常に営業しなければならず、実際の作業時間を圧迫してしまいます。
逆にインバウンド営業だけを行う場合、集客数の調整がしにくくなってしまいます。
2つをバランスよく取り入れて、作業時間や集客数をうまく調整していきましょう。
次章以降で、それぞれの営業方法を紹介していきます。
造園業におけるアウトバウンド営業のやり方
アウトバウンド営業では、いわゆる飛び込み営業を行います。
庭のある家を訪問して「剪定しませんか?」などと営業します。
ただ、飛び込み営業をしたことがない人からすると、以下のような不安を感じるでしょう。
- 「いきなり行くのは怖い」
- 「何を話したらいいかわからない」
①「いきなり行くのは怖い」の解決策
いきなり訪問するのが怖い場合には、チラシや電話を活用しましょう。
チラシを配っておけば「先日チラシをお配りしたのですが、見ていただけましたか?」と話を始められます。
チラシに興味をもってくれた人が見つかれば、スムーズに話が進みます。
また、公園などの造園を受けたい場合は、訪問する前に管理会社へ電話を入れてみましょう。
いきなりの訪問で時間を取らせるよりは、電話の方が取り組みやすいはずです。
②「何を話したらいいかわからない」の解決策
営業においてはこちらから話すより、相手の話を引き出すことが重要です。
自己紹介と訪問した理由を伝えたら、庭の手入れについて悩みがないかどうか尋ねてみましょう。
「〇〇会社の△△です。今日はお庭のお悩みについて聞くために近隣を訪問しています。」
「お見受けしたところ、××がずいぶん伸びていますが、剪定のご予定はありますか?」
以上のように、自己紹介をして営業の訪問であることを必ず伝えてください。
その後、庭を見て手入れが必要だと感じる部分について言及します。
「そろそろ手入れをしないとなと思ってたんです」などと話してもらえればサービスの提案ができるでしょう。
造園業におけるインバウンド営業のやり方
インバウンド営業をする方法としては、以下2つがあります。
- チラシ
- web集客
それぞれかかる労力が違いますので、取り組めそうなものから始めてみましょう。
①チラシ
近所の庭がある家にチラシを配る方法です。
印刷業者に依頼すれば、簡単にチラシを作れます。
デザインについてもいくつか例を挙げてくれる業者を選べば、書く内容と部数を決めるだけで始められます。
安いものであれば1枚あたり1.2円などで印刷できるので、興味があれば調べてみるとよいでしょう。
チラシに載せる内容は、以下を参考にしてください。
・お店の場所や電話番号などの基本情報
・受けられる仕事と料金イメージ
・お店のこだわり
・今まで担当した仕事例
・お店の外観や担当者の顔写真 など
お店のサービス内容がわからなければ、顧客は不安を感じてしまいます。
一通りサービス内容について書いておき、顧客が安心して問い合わせできるようにしておきましょう。
今まで担当した仕事例については、施工前と施工後の変化がわかる写真を載せるとより効果的です。
言葉はもちろんですが、写真もうまく使ってお店のよさをアピールしてみてください。
②web集客
お店のwebサイトを作って集客をする方法です。
お店の基本情報などを載せておけば、サービスを受けたい人がサイトを訪れます。
さらに集客効果を高めたい場合には、庭の管理維持に役立つ情報を記事にまとめましょう。
質の高い記事を書けば、顧客が検索したときにサイトが検索結果の上の方に表示されます。
上の方に表示されるほど集客効果が高いので、覚えておきましょう。
庭の管理維持に役立つ情報を詳しく書くことで、プロであることが顧客に伝わるという効果もあります。
結果として信頼してもらいやすくなり、問い合わせにつながります。
また、webサイトでの集客は非対面でできるため、感染症予防の観点からも有効です。
造園業でリピーターを増やすためには
チラシやwebサイトを使って集客をした人たちに、リピーターになってもらうことが重要です。
リピーターが増えなければ収入が安定せず、常に営業を行わなければいけないからです。
サービスの質を高めるのはもちろんですが、定期的に連絡をとることも忘れないでください。
1回サービスを提供すれば、顧客の情報が手に入るはずです。
住所がわかっているなら郵便物を送るか、再度訪問しましょう。
「その後のお庭はどうですか?」
などと問いかけると、お店の存在を思い出してもらえます。
次に手入れが必要になる時期を狙うとより効果的です。
メールアドレスや電話番号を聞き出しておいて、メールや電話で連絡するのもよいでしょう。
利用してもらったお礼と次の利用につながるような提案をします。
お店の存在を思い出してもらい、覚えてもらえれば継続的な利用をしてもらいやすくなります。
顧客にとってお店探しは手間がかかるものだからです。
1回利用してもらうだけで満足せず、リピーターになってもらうことも考えていきましょう。
何度も利用してもらえればお店への信頼も高まりますので、単価アップにもつながります。
まとめ|営業を強化して造園業の売上を伸ばそう
造園業の営業について紹介しました。
営業を行うことで以下3つの効果が得られます。
- 集客ができる
- リピーターを増やせる
- 客単価が上がる
以上3つの効果で売上が伸びていきます。
売上アップを目指したい方は、営業に取り組んでみましょう。
営業方法は大きく分けてアウトバウンド営業とインバウンド営業の2つがあります。
2つをバランスよく取り入れることで、効率よく売り上げを伸ばせるので、ぜひ実践してみてください。