【BtoB営業】5つの業界における違いや求められるスキルを紹介
「BtoB営業が行われている業界を知りたい」
「業界ごとの営業の特徴について知りたい」
以上のように考えている人もいるでしょう。
この記事では、BtoB営業の業界について紹介していきます。
最後まで読めば、BtoB営業とBtoC営業の違いや、業界ごとの特徴が理解できます。
BtoBの営業職に就職・転職しようとしている人は、ぜひ確認してみてください。
【この記事の目次】
BtoB営業とは?BtoCとの違いを理解しよう
BtoB営業は、いわゆる法人営業のことで、企業に対して商品やサービスを販売していく営業です。
企業が顧客なので扱う金額が大きく、スケールの大きな仕事がしたい人に向いています。
そして、BtoB営業とセットで覚えておきたいのが、BtoC営業です。
BtoC営業は個人に対して行っていく営業を指します。
扱う金額はBtoBと比べて小さいですが、誰もが知っているような有名企業が多いです。
有名な企業で働きたい人に向いています。
そのほか、営業の種類について知りたい人は以下の記事を参考にしてください。営業の種類を理解すれば、あなたに向いている営業が見つかるでしょう。
BtoB営業が行われている代表的な業界5つ
BtoB営業について理解した人の中には、「BtoB営業がしたい」と感じた人もいるかもしれません。
ただ、BtoB営業が好きであっても、興味のない業界に入ってしまうと仕事が苦痛になってしまいます。
そこで、BtoB営業が行われている代表的な業界を5つ紹介していきます。
「楽しんでできそうか?」「やりがいを感じられそうか?」などを考えながら読んでみてください。
- IT
- 人材
- 不動産
- インフラ系
- メーカー系
なお、インフラ系とメーカー系は厳密に言うと業界ではありません。
複数の業界が入り混じっているため、どの業界にするかを考えるようにしてください。
また、以上5つのほかにもBtoB営業が行われている業界もありますので、興味があれば自分で調べてみるとよいでしょう。
BtoB営業が行われている代表的な業界①IT
IT業界の営業では、ITツールやシステムなどの無形商材(サービス)を販売していきます。
形がない商材ですので、有形商材と比べて魅力を明確に伝えることが難しいです。
その代わり、サービスを顧客の状態に合わせてカスタマイズできます。
そのため、顧客の抱えている課題をうまく聞き出し、カスタマイズ例や活用方法を提案していきます。
顧客の課題を聞き出すヒアリング技術が必要です。
ヒアリング技術を磨きたい場合には、ヒアリングシートを活用するのがおすすめです。また、ツールを開発するエンジニアやデザイナーとの関わりがあるため、ITに関する網羅的な知識も欠かせません。
ITの勉強が苦痛ではない人や、相手の課題を見つけ出すのが得意な人に向いています。
BtoB営業が行われている代表的な業界②人材
人材業界は、求人広告を掲載して広告料を得たり、人材紹介をして紹介料を得たりするのが仕事です。
無形商材ですので、顧客の課題にあわせた提案ができるかどうかが鍵になります。
人材を欲している企業だけでなく、職場を探している個人の課題も解決できるというやりがいがあります。
人の面倒を見るのが好きな人や、人と人をつなぐことが好きな人に向いているでしょう。
また、人材業界では、求人を出してくれる企業などを次々に見つけていく新規営業が基本です。
いわゆる飛び込み営業や、テレアポなどをするため、断られる確率の高い営業でもあります。
断られても気持ちを強く保ち続ける忍耐力も必要とされるでしょう。
BtoB営業が行われている代表的な業界③不動産
不動産業界では、以下3種類の方法で収益をあげていきます。
- 仲介:物件を借りたい企業と貸したい企業・売りたい企業と買いたい企業のマッチング
- 販売:自社やグループ会社の物件を企業向けに販売する
- 企画・開発:マンションなどを建てる土地の確保や建設に関わる
以上3つの仕事をして、仲介手数料を受け取ります。
企画・開発の仕事は住居に関する知識が必要です。
マンション管理士や宅地建物取引士などの資格をもっていることが望ましいです。
また、不動産は扱う金額が大きいため、契約を取り付けるのが難しい傾向にあります。
飛び込み営業なども多い大変な仕事ですが、他の業界と比べて成果報酬が高いです。
営業職で大きく稼ぎたい人や、不動産が好きな人に向いている営業と言えるでしょう。
BtoB営業が行われている代表的な業界④インフラ系
インフラ業界では、電気・ガス・水道・鉄道などの生活に欠かせないサービスを販売していきます。
生活に欠かせないサービスなので、無形商材の中では比較的、販売しやすいと言えるでしょう。
継続的に利用してもらえる可能性も高く、企業の業績も安定しやすい傾向があります。
厳しいノルマを課せられることも少なく、福利厚生が充実しているケースも多いです。
その分、「気合を入れて仕事をしたい」というタイプの人には、物足りなく感じるかもしれません。
BtoB営業が行われている代表的な業界⑤メーカー系
メーカーとは、自動車や食品などをはじめとしたありとあらゆる商品を作る企業のことです。
そのため、実際には複数の業界が混在しています。
自社で製造している商品を販売する仕事なので、商品についての深い知識が必要です。
「自分は自動車が好きで好きでたまらない!」など、特定の商品に強い関心がある人は楽しんで仕事ができるでしょう。
また、継続して取引することも多いため、決まった顧客の元を訪問するルート営業が主流です。
ビジネス的な関係を長期にわたって続けることが得意な人に向いています。
BtoBの営業職に就職・転職するときの注意点
ここまで、BtoB営業の業界について紹介してきました。
業界によって営業職の置かれている状況が異なることを、理解できたでしょう。
記事の内容を参考にしながら、自分にあった業界を見つけてみてください。
気に入った業界が見つかり、就職・転職をする場合には、配属先に注意するようにしましょう。
企業によってはBtoC営業が行われているケースもあるからです。
入社前に配属先がBtoB営業の部署であるかどうかをチェックするようにしてください。
まとめ|自分にあった業界でBtoB営業をしよう
BtoB営業の業界を5つ紹介しました。
業界ごとに営業職に求められることが異なります。
- IT:ITの知識・ヒアリングスキル
- 人材:忍耐力・人を助けるのが好き
- 不動産:住居関連の資格・成果報酬で大きく稼ぎたい
- インフラ系:ノルマが少ないがやりがいも少ない
- メーカー系:商品知識・長期的な付き合いが得意
以上を参考にしながら、あなたの特性が活かせそうな業界や、やりがいを感じられそうな業界を選んでみましょう。
実際に就職・転職する際には、BtoB営業の部署に配属されるかどうかに注意してください。