RPAの種類とは？サーバー型・デスクトップ型・クラウド型の特徴や違いを徹底比較！

「RPAにはどんな種類があるの？」「どれが自社に合っているのかわからない…」とお悩みではありませんか？

RPAの導入を検討している方や、RPAツールの選び方に迷っている方も多いのではないでしょうか。

RPA（ロボティック・プロセス・オートメーション）は、業務の自動化を可能にし、企業の業務効率化を大きく支援します。

しかし、RPAにはサーバー型・デスクトップ型・クラウド型などいくつかの種類があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
最適なRPAを選択することによって、導入効果を最大限に引き出し、貴社の業務改善に大きく寄与するでしょう。

本記事では、RPAの種類ごとの特徴や違い、導入する際に検討すべきポイントなどを詳しく解説します。
この記事を読むことで、RPAの基本的な知識から、どのRPAツールが自社に最適かを理解できるようになります。

ぜひ最後までご覧ください。

そもそもRPAとは何？

RPA（Robotic Process Automation）とは、ロボットを利用して業務の自動化を行う技術のことです。

これまで人の手で行われてきたルーチンワークを、RPAロボットが学習し自動化することで、業務全体の効率が飛躍的に向上します。
RPAの導入によって、従業員は単調な作業から解放され、より重要な業務に集中できるようになります。

その結果、企業全体の作業効率が向上し、生産性の改善が期待できるでしょう。

また、ロボットによる正確な作業が可能となることで、ヒューマンエラーを減らし、業務のミスを最小限に抑えることが可能です。
金融・製造・医療・小売・物流などの業界で幅広く導入されており、とくに手順が固定された業務においては、RPAの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

RPA導入におけるメリット

RPA導入が企業にもたらすメリットはさまざまです。
ここでは、RPA導入におけるメリットを4つ紹介します。

業務効率の向上と生産性の改善

RPAは、繰り返し行うルーチン業務を自動化し、迅速かつ正確に処理できる技術です。これまで手作業で行われていた業務を効率化し、作業時間を大幅に削減できます。さらに、RPAは単なる自動化に留まらず、業務プロセス全体の最適化を実現し、ワークフローの改善にも寄与します。結果として作業の無駄を減らし、企業全体の生産性を向上させることが可能です。

ヒューマンエラーの削減

RPAは、業務の自動化により高い精度で作業を行い、人的ミスを削減すると同時に、作業時間の短縮やコスト削減にもつながります。さらに、手作業で起こりがちな入力ミスやデータの漏れを防ぎ、安定した品質を保つことが可能です。従来の手作業で避けられなかったミスも、RPAを導入すればエラーを大幅に減らし、より正確で効率的な業務を実現できます。これにより、企業は業務の質を向上させつつ、コスト削減と効率化の両立が図れるようになるでしょう。

より重要度の高い業務へシフトできる

RPAを導入することで、従来かかっていた時間やリソースを確保し、ほかの重要な業務により多くの時間を割けるようになります。これにより、従業員は単純な作業から解放され、より高度な業務や重要な課題に集中できる環境が整います。RPAの導入は単なる業務効率化を超え、企業全体のパフォーマンス向上や戦略的な成長に大きく貢献することになるでしょう。

人材不足の解消につながる

前述のとおり、RPAを導入することで業務が自動化され、作業時間が大幅に削減可能です。これにより、従業員はより重要な業務に専念できるようになり、人手不足の改善も期待できます。昨今では、電子帳簿保存法やインボイス制度といった新たな法規制への対応をRPAに任せることで、ほかのスタッフがより重要な業務に集中できる環境を整える企業が増えています。RPAを導入して従業員の負担を軽減することは、業務の効率化にとどまらず、人材不足の問題解決にも大いに役立つでしょう。

RPA導入で効率化できる業務の例

RPAは、定型化された繰り返しの業務において、業務効率を大幅に向上させるツールです。
RPAの導入によって、以下のような業務で効率化やコスト削減が期待できます。

• ・データ入力・データ処理
• ・データの集計や分析
• ・複数のシステム間でのデータ連携
• ・インターネットからの情報収集
• ・添付ファイルの自動保存
• ・受発注の管理や処理
• ・在庫管理
• ・メール通知やファイルの送付

これらの業務はRPAによって効率化され、時間やコストの削減が期待できます。
業界や職種にかかわらず、RPAはさまざまな業務に応用できるため、今後も幅広い分野で導入が進んでいくでしょう。

RPAの種類とは？

RPAには主に「サーバー型」「デスクトップ型」「クラウド型」の3種類があり、それぞれ特性や使用範囲、導入規模が異なります。
それぞれのRPAの特徴を解説します。

サーバー型RPA

自社サーバーにインストールし、中央から管理・操作を行うタイプのRPAです。大規模な業務や大量のデータ処理を自動化する際に向いており、全社的なRPAの一元管理ができるようになります。
ただし、導入コストや管理の難易度は高く、IT管理者による運用が不可欠です。

デスクトップ型RPA

特定のPCや個人のデバイスにRPAをインストールして使用するRPAです。個々の端末ごとに作業を自動化でき、比較的小規模な業務に適しています。
導入難易度が低く、手軽に使えるため、試験的に導入したい場合に最適なRPAといえます。

クラウド型RPA

主にインターネット経由で利用するRPAで、主にWebブラウザ上の作業を自動化するのに適しています。導入コストが比較的低く、手軽に導入できるため、小規模な部門やプロジェクトに向いているRPAです。ただし、クラウドで動作する特性上、社内ネットワークや個々のパソコンでの業務に関しては、サーバー型やデスクトップ型RPAほど柔軟に対応できないことがあります。

【RPAの種類】サーバー型RPAの特徴

サーバー型RPAは、自社サーバーにRPAソフトをインストールして運用するタイプのRPAです。

ロボットをサーバー上で一括管理するため、社内の複数のパソコンで同時にロボットを使うことができます。
さまざまな業務をまとめて自動化でき、会社全体で効率よく活用できる点は大きなメリットですが、導入コストは高いです。

以下からは、サーバー型RPAの特徴を5つ解説します。

特徴①：膨大なデータをまとめて処理できる

サーバー型RPAの最大の強みは、大容量のデータを効率的に処理できる点です。RPAを自社サーバーに設置することで、各パソコンと連携し、社内全体で膨大なデータやルールを横断的に管理・運用することが可能です。また、複数のRPAロボットを同時に稼働させることができるため、部門ごとの作業だけでなく、全社的なプロジェクトの自動化にも役立ちます。

特徴②：社内の環境に適した形でカスタマイズ可能

サーバー型RPAの魅力は、社内のニーズや業務フローに合わせて柔軟にカスタマイズできる点にあります。自社システムや要件に応じた開発が可能で、特定の業務に最適なRPAを構築できます。また、パソコンの不具合があってもほかの端末で同じRPAを稼働させることができ、代替性が高いのも特徴です。全社規模で業務改善を進めたい企業にとって、カスタマイズ性に優れたサーバー型RPAは、強力な支援ツールとして活躍するでしょう。

特徴③：セキュリティレベルが高い

サーバー型RPAは自社サーバー内で運用されるため、外部からの情報漏えいや不正アクセスといったリスクを最小限に抑えることができます。自社内のネットワークで管理されるため、機密情報を扱う企業にとっては大きなメリットといえるでしょう。高いセキュリティを誇るRPAは、金融機関や医療機関など、厳格なデータ保護が求められる業界での導入にも適しています。

特徴④：導入コストが高い

サーバー型RPAは、サーバーやネットワーク環境の構築が必要なため、導入にかかる初期費用や運用コストが高くなる傾向にあります。初期費用は数百万円から、高額な場合は数千万円に及ぶこともあり、さらにランニングコストも月額数十万円がかかる場合があります。そのため、サーバー型RPAが本当に必要かどうかを慎重に判断し、コストと効果を見極めて導入を検討することが重要です。

特徴⑤：管理を一元化したい大企業におすすめ

サーバー型RPAは、カスタマイズがしやすく、一括で管理できる点で、とくに大企業に向いているツールです。1台のPCで100体以上のRPAロボットを同時に動かせるため、全社的な業務自動化を実現できます。全体の業務効率を上げたり、管理を統合したりしたい大企業にとって、サーバー型RPAは最適な選択肢の1つといえるでしょう。

【RPAの種類】デスクトップ型RPAの特徴

デスクトップ型RPAは、1人の担当者が行う作業や、特定の部門で発生する繰り返し作業の効率化に効果的です。
導入コストも比較的安く、初心者向けの製品が多いことも特徴です。

そのため、エンジニアや専門の担当者がいない企業でも、RPAの効果を実感したい場合に適しています。
ここからは、デスクトップ型RPAの5つの特徴について、詳しく解説していきます。

特徴①：エンジニアでなくても使いこなせる

デスクトップ型RPAの大きな強みは、エンジニアや専門的なITスキルがなくても、業務担当者が自らRPAを作成し、運用できる点にあります。一部のツールではプログラミングやVBAの知識が必要な場合もありますが、多くのデスクトップ型RPAは、誰でも簡単に業務を自動化できるように設計されています。ITに詳しくない方でも、直感的に操作できる機能を備えており、初めてRPAを導入する企業でも安心して活用できるでしょう。専門知識がなくても使いこなせる点が、デスクトップ型RPAの大きな魅力です。

特徴②：個々のパソコンで業務を自動化できる

デスクトップ型RPAの大きな特徴は、各パソコンにRPAをインストールして、特定のパソコンごとに業務を自動化できる点です。これにより、担当者が日常的に行うルーチン作業が自動化され、作業効率が大幅に向上します。導入後は、細かい設定やカスタマイズが簡単にできるため、業務内容に応じた調整がしやすいです。また、ほかのパソコンとの連携が少ない業務では、情報漏洩のリスクを抑えられる点もメリットといえるでしょう。ただし、RPAが作業を実行している間はパソコンが使えないため、運用には適切なスケジュール管理が必要になります。

特徴③：各現場のスタッフが管理・運用可能

デスクトップ型RPAツールは、1ライセンスにつき1台のPCで利用できるため、部門や個人単位で導入しやすい点が大きな特徴です。組織全体での管理が不要で、導入のハードルもほかのRPAと比べて低く設定されています。また、担当者自身がRPAロボットの作成から運用までを行えるため、現場での迅速な対応が可能です。変更が必要な際にも、担当者の判断で最適な状態に調整できる柔軟性にも優れています。ただし、RPAの運用が担当者に依存しやすくなるため、引継ぎが発生する場合に備えてマニュアルを作成しておくことが推奨されます。各現場での効率的な運用を支えつつ、管理の属人化を防ぐ工夫が重要です。

特徴④：低コストで手軽に導入できる

デスクトップ型RPAは、低コストで手軽に導入できるため、小規模な業務からスモールスタートを切るのに最適です。費用対効果に不安がある場合でも、まずは特定の業務でRPAを導入し、結果を見てから全社的な展開を検討することができます。初期費用は無料のものから数十万円まで幅があり、月額費用も数万円から十数万円と比較的安価です。また、短期間での試験運用が可能な点も、導入のしやすさを高めています。低コストで効果を早期に実感できるため、最初は小規模から導入を開始し、必要に応じて範囲を拡大していくことが可能です。

特徴⑤：初めてのRPA導入に最適

デスクトップ型RPAは、導入が簡単で、パソコンごとに業務を自動化できるため、とくに小規模な企業や中小企業で多く採用されています。特定の作業を個別に自動化したい場合や、初めてRPAを導入する企業にとっては、低コストで導入効果を試せる点は大きな魅力です。初期費用を抑えつつ、まずは効果を確認したい企業や、RPAを試験的に導入したい場合に最適な選択といえるでしょう。

【RPAの種類】クラウド型RPAの特徴

クラウド型RPAはインターネットを介して提供されるRPAツールで、リモートワーク環境に強く、手軽にスタートできるのが魅力です。

リモートワークや、場所が分散しているチームでも簡単に利用できるのが大きな特徴です。

デスクトップ型RPAと同じように、導入コストが比較的安く抑えられるため、初期投資を抑えたい企業に適しています。

ここからは、クラウド型RPAの5つの特徴について、詳しく解説していきます。

特徴①：RPAを稼働させながら別のタスクも進められる

クラウド型RPAは、ブラウザ上で動作するため、パソコンやサーバーへの負担が少なく、他の作業を並行して行うことが可能です。これにより、RPAを稼働させながらも自分の業務を進められ、作業効率が向上します。業務の自動化と並行して他のタスクも進められることで、より柔軟な働き方を実現できる点がクラウド型RPAの大きな特徴です。

特徴②：Webやクラウドに特化した自動化ツール

クラウド型RPAは、Web上で動作するクラウドサービスを中心に、業務を自動化してくれるツールです。スプレッドシートやクラウドアプリなど、インターネット上のシステムを自動化できます。OSやスペックに関係なく手軽に利用可能ですが、基本的にWebブラウザ上の業務に特化しているため、ローカルファイルや社内専用システムの操作には対応できない場合がある点に注意が必要です。

特徴③：費用を抑えてスモールスタートができる

クラウド型RPAは、サブスクリプション型の月額課金方式が一般的で、機能や利用量に応じて柔軟に費用が決まります。価格帯は数千円から十数万円まで幅広いですが、低価格のプランなら初期投資を抑えながら導入が可能です。また、導入後に必要に応じてスケールアップできるため、コストを抑えつつ段階的に運用を拡大することができます。

特徴④：メンテナンス作業が少なく保守がラク

クラウド型RPAは、ベンダー企業が提供するクラウド環境で運用されるため、ライセンスのダウンロードやインストール、アップデートなどの作業は不要です。これにより、システムの維持管理にかかる手間や時間を大幅に削減できます。また、システム障害時の対応もベンダーが行うため、運用・保守にかかる負担が少なく、トラブル発生時のリスクにも柔軟に対応できます。

特徴⑤：小規模から大規模企業まで対応

クラウド型RPAは、その名の通りクラウド環境で動作するため、Webブラウザやクラウドサービス上の作業を効率的に自動化します。インターネット接続があれば、特定のパソコンやOSに依存せず、どの端末からでも利用可能で、リモートワークや分散した作業環境にも適しています。また、低コストで導入しやすく、スモールスタートを希望する中小企業には最適です。大企業においては、その柔軟性と拡張性が評価され、広く導入が進んでいます。

RPAツールの種類はどれがおすすめ？選ぶ際のポイント

ここからは、RPAの選び方について解説します。

RPAにはさまざまな種類や費用帯があり、サービスごとの違いが大きいため、自社に最適なツールを選ぶ際にはいくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
各ツールの機能や導入コスト、運用面の利便性を比較しながら、自社のニーズや業務フローに最も適したRPAを選びましょう。

RPAの選び方のポイントは以下の5つです。

自社の業務内容と予算に合ったRPAを選ぶ

RPAを選ぶ際には、まず自社の業務内容と予算に合ったRPAを検討することが重要です。RPAには、サーバー型・クラウド型・デスクトップ型の3種類があり、どのタイプが自社のニーズに最適かを見極める必要があります。

対応する業務の規模が大きくなるほど、RPAの導入コストは高くなる傾向があります。RPAの費用と、導入によって得られる効果を比較し、費用対効果が見合うものを選ぶことが賢明です。また、RPAの種類だけでなく、「誰が使うか」にも注目する必要があります。情報システム部門が主導する場合はエンジニア向けのRPAを、現場の担当者が主導する場合は現場型RPAを選ぶのが望ましいでしょう。

業務ごとにカスタマイズできるかどうか

RPAを選ぶ際は、自社の業務ごとにカスタマイズできるかどうかを確認しましょう。RPAには、カスタマイズ性が高い「汎用型」と、特定の業務に特化した「特化型」の2種類があります。汎用型は社内のさまざまな業務に対応でき、柔軟にカスタマイズして自動化することは可能ですが、コストが高くなる点には注意が必要です。

一方で特化型RPAは、人事や経理などの特定業務に特化しているため、カスタマイズの必要は少なく済みます。しかし、対応できる業務範囲が限られているため、全社的にRPAを導入したい場合には、追加コストや運用管理の複雑さが増す可能性は高くなります。

長期的な運用を見据えた課題や制約の確認

RPAを選ぶ際は、長期的な運用における課題や制約をしっかり確認しましょう。RPAは導入後も定期的なメンテナンスが必要であり、自動化したい作業が増えた際に簡単に設定を変更できるか、不具合が発生した際にすぐに対応できるかを確認しておくことが重要です。

とくに海外製RPAツールの場合、日本語サポートが提供されていないケースもあるため、サポート体制の確認も欠かせません。さらに「エンジニア向けRPA」のように専門知識が必要なツールを導入する場合は、専門知識を持つ人材の確保や、外部サポートの体制を整える必要があります。

サポートが充実しているRPAツールを選ぶ

サポート体制が充実しているRPAツールを選ぶことは、導入後の運用をスムーズにするための重要なポイントです。RPAは、運用開始後にシナリオの変更やエラー対応が必要になることが多く、ツールによってはある程度のIT知識が求められる場合があります。もし現場のメンバーがITに詳しくない場合や、社内にエンジニアがいない場合は、手厚いサポートを提供してくれるRPAツールを選ぶことが重要です。

たとえば、ロボット制作支援サービスや運用代行、100人以上のオペレーターからフォローが受けられるサポートなど、サービスごとに支援体制が異なります。自社の運用スタイルに合ったサポートが受けられるかを事前に確認しておきましょう。

さらに、RPAのセミナー受講や「RPA技術者検定」資格取得の推奨など、社内でのRPA知識の向上を図ることも、長期的な運用をサポートする効果的な手段です。

無料トライアル期間で機能を十分試せるか

「無料トライアル期間で機能を十分試せるか」という視点も、RPAを選ぶ際の重要なポイントです。多くのRPAツールでは、導入前に無料トライアル期間が設けられており、この期間に実際にツールを使って自社の業務に適しているかどうかを確認することができます。

このトライアルを活用して、RPAが想定通りに機能し、自社の業務プロセスをどの程度改善できるかをチェックすることが大切です。事前に「業務がスムーズに進行するか」「設定や変更は簡単か」などの確認項目をリスト化し、トライアル期間中にしっかり検証することで、導入後の成功につながります。

RPAツールの種類おすすめ20選

ここからは、導入を検討する際におすすめのRPAツールを20種類ご紹介します。

サーバー型やデスクトップ型に加え、クラウド型などさまざまな導入形態に対応しているものもあるため、具体的な機能や詳細については各ベンダーにお問い合わせいただくことをお勧めします。

AUTORO

オートロ株式会社が提供している「AUTORO」は、パソコン上の定型業務を高速で自動化できるRPAツールです。ユーザーが行う操作を画面上で簡単に指示でき、視覚的にロボットを操作することで、直感的に自動化が進められます。操作の自由度が高く、業務に合わせた柔軟な設定が可能な点も魅力です。2週間の無料トライアル期間があり、全機能を制限なく使用できるため、実際の業務環境で効果を確認することができます。

広告業界やWeb業界に強みを持つRPAで、これらの業界に特化した自動化が可能なため、該当する企業にとっては最適なツールとなるでしょう。

Automation 360

Automation Anywhereが提供する「Automation 360」は、世界中のトップ企業で利用されているクラウドベースのRPAプラットフォームです。このツールは、Webベースですべての機能が利用できるため、導入の手間が少なく、柔軟に自動化を進められます。幅広い業種に対応しており、誰でも使いやすい設計が特徴です。企業の成長に合わせてRPAの規模を拡張できるため、まずは小規模でスタートし、効果を確認してから全社的に展開することも可能です。

また、30日間の無料トライアルも提供されており、導入前にRPAの効果を実際に確認できるのも嬉しいポイントでしょう。

Autoジョブ名人

ユーザックシステム株式会社が提供している「Autoジョブ名人」は、経理業務や受発注業務などの自動化に特化したRPAツールです。煩雑な受発注業務に柔軟に対応でき、基幹システムとの連携もスムーズに行えるのが特徴です。

シナリオ作成時には、直感的に操作できる「フロー型」と、詳細なスクリプトを作成できる「リスト型」の2種類の編集画面が用意されています。ITスキルのレベルに応じて最適な方法を選ぶことが可能で、初めてRPAを利用する人にも使いやすい設計となっています。さらに、2か月の長期無料トライアル期間が用意されているため、その間に業務効率化やスケジュール管理のサポートを受けつつ、導入効果をしっかりと確認することが可能です。

BizRobo！

オープン株式会社が提供している「BizRobo！」は、多様な業務に対応できるRPAツールで、とくに繰り返し作業や大量データの処理に優れた性能を発揮します。業務を自動化することで日々のルーチンワークから解放され、ほかの重要なタスクに集中できるようになり、企業全体の生産性アップにもつながります。Excelデータの処理やWebサイトからの情報収集といった定型業務を迅速に処理しつつ、ヒューマンエラーを防ぎ、全体的な業務のスピードを大幅に向上させることが可能です。

OCR機能や他ツールとの連携にも優れており、紙文書のデジタル化やAI-OCRとの統合を簡単に行えるため、デジタル化が進んでいない業務の効率化にも大きく寄与します。

BizteXcobit

BizteX株式会社が提供する「BizteXcobit」は、プログラミングの知識が不要なノーコード型のRPAツールです。クラウドベースで提供されるRPAのため、PCへのインストールが不要で、即日導入が可能という手軽さが特徴です。導入後も、チャットサポートやシステムのアップデートに関する相談も受けられるため、運用時のサポートも充実しています。

中小企業から大企業まで幅広い規模の企業で利用されており、7日間の無料トライアルも提供されているため、導入前に実際の効果を試すことができます。日本国内の事業者向けに特化しているため、日本製のRPAを求める企業にも最適な選択肢といえるでしょう。

MinoRobo

SCSK Minoriソリューションズ株式会社が提供する「MinoRobo」は、デスクトップ型の国産RPAツールで、1台のパソコンから導入できる手軽さが特徴です。

ユーザーフレンドリーな日本語表記の画面を採用しており、操作手順の色分けやわかりやすいシナリオ設定により、初心者でも簡単に使いこなせます。オブジェクト認識によって画面に表示されているボタンや入力欄などを自動認識し、必要な操作を正確に行ってくれます。たとえば、ソフトへのデータ入力やクリック操作を一度記録すると、その操作を自動で繰り返して実行することが可能です。これにより、繰り返しの多い定型業務を効率的に自動化し、時間の節約と作業精度の向上を実現できます。

NEC Robotic Desktop Automation Solution

NECソリューションイノベータ株式会社が提供する「NEC Robotic Desktop Automation Solution」は、デスクトップ型のRPAツールで、シンプルな操作でロボットを作成できるのが特徴です。小規模な現場業務にも対応できるため、導入が容易です。動作速度が速く、操作の再現性も高いため、システムの運用や保守にかかる負担を軽減できます。アプリケーションやブラウザ上のオブジェクトを正確に認識するため、安定した動作が期待でき、複雑な操作でも正確に再現してくれます。

さらに、インターネットに接続されていない環境でも利用できるため、ネットワーク制限のある業務でも活用可能です。導入検証や開発支援など、手厚いサポートも提供されているため、導入から運用まで安心して利用できる点も大きなメリットでしょう。

OCEVISTAS

株式会社大崎コンピュータエンヂニアリングが提供する「OCEVISTAS」は、プログラミング知識が不要で、日本語対応の簡単な操作でロボットを作成できるRPAツールです。1か月の無料トライアル期間があり、導入前に実際の効果を確認することができます。サポート体制も充実しており、チャットサポートやナレッジベースを利用しながら、操作や設定の疑問をすぐに解決できるでしょう。「OCEVISTAS」は、100名以上の規模の企業に適しており、業務のスケールアップも柔軟に対応可能です。

また、民間企業だけでなく地方自治体でも多く導入されている実績があります。デスクトップ型やサーバー実行型など、企業の用途に合わせた選択や変更が可能な点も、大きな特徴です。

pengu

オムロン株式会社が提供する「pengu」は、RPA・OCR・ETLをセットで提供する業務自動化ツールです。さまざまなパソコン作業を効率的に自動化でき、特別な知識や経験がなくても簡単に導入が進められるのが特徴です。

教育心理学を応用した育成プログラムによって、ユーザーの学習タイプを診断し、最適な教材を提供するため、ITスキルに自信がない現場スタッフでも安心して活用できます。導入後のサポートも充実しており、効率的な業務改善をサポートしてくれるRPAツールです。

Power Automate Desktop

株式会社アシスタントが提供する「Power Automate Desktop」は、レコーダー機能により日常業務を自動記録し、リアルタイムに編集できるRPAツールです。直感的な日本語ベースの編集画面を持ち、複雑な専門用語を使わずに操作の流れを把握することができます。

また、Microsoft365やそのほかのクラウドサービスとの連携も簡単に行える点が特徴です。SAPやWebサイト、メインフレームなどのシステム操作を簡単にフロー化して自動化できるため、導入企業の業務効率化に大いに貢献します。さらに、無料セミナーや操作研修、人材育成を支援するサポートも充実しており、RPA導入後のスムーズな運用を支える体制が整っています。

QueenBOT RPA

SBI AntWorks Asia株式会社が提供する「QueenBOT RPA」は、膨大な単純作業の時間短縮やヒューマンエラーの削減を実現できるサーバー型のRPAツールです。とくに、年間400時間分の業務自動化に成功した事例があり、標準価格は年額30万円（税別）からと、非常にコストパフォーマンスの良いツールとなっています。「QueenBOT RPA」は、業務の自動化を専用環境で実行し、開発内容を一元管理できる点が特徴です。

さらに、障害が発生した場合にはフェイルオーバー機能により別の環境で作業を継続することが可能です。自動処理データが増加しても、スケールアップに対応する「自動スケールボット」も搭載しているため、大量のデータ処理においても柔軟に対応できます。

Robo-Pat

FCEプロセス&テクノロジーが提供する「Robo-Pat DX」は、日本企業のDXを推進するために開発された純国産のRPAツールです。このツールは、高度な画像認識技術を使い、人間が無意識に行う曖昧な判断を再現しながら、PC上の操作をそのまま直感的に自動化します。そのため、ITに詳しくない現場スタッフでも容易に業務の自動化が可能です。1か月の無料トライアル期間中、3ライセンスを使用して、あらゆるシステムやアプリケーションでの操作が試せるのも特徴です。

また、無料期間中でも有料プランと同様のサポートを受けることが可能で、導入前にRPAの効果を確認できるため、初めての方にも安心して利用できます。

RoboTANGO

スターティアレイズ株式会社が提供する「RoboTANGO」は、1ライセンスで複数のPCから使用可能です。操作方法はシンプルで、独自のアプリケーションやMicrosoft Excel、Webブラウザ上での操作を録画するだけで、簡単にロボットを作成し自動化できます。そのため、初日から迅速に運用を開始できる点が大きな魅力です。また、3週間の無料トライアル期間中にも、サポート専用ページから機能や操作に関する疑問をすぐに解消できるため、安心して利用できます。無料トライアル後も自動課金が発生しないため、リスクなく試すことが可能な点もメリットでしょう。

RPAの導入を検討している方には、手軽に始められるツールとして非常におすすめです。

SS&C BluePrism

RPA市場をリードする企業であるSS&C Blue Prism社が提供する「SS&C Blue Prism」は、大規模な業務プロセスの自動化に特化したRPAツールです。グローバルに展開しているRPAツールですが、日本語でのツール提供やサポートも充実しており、安心して導入できます。「SS&C Blue Prism」の大きな強みは、定型業務の自動化に加え、AI技術を活用して非定型業務や重要なプロセスを自動化できる柔軟性です。複雑な業務を効率的に処理できるため、業務範囲の拡大と効率向上が期待できるでしょう。

また、30日間の無料トライアルが提供されているため、導入前に効果を確認し、適切な判断を行うことが可能です。

UiPath Platform

UiPath株式会社が提供する「UiPath Platform」は、企業のRPA導入から管理、効果分析までをサポートしてくれるRPAツールです。SaaSやIaaS/PaaS、オンプレミスといった多様な導入形態に対応しており、企業のインフラに合わせて柔軟に運用可能です。セキュリティ面でもISO 27001認証を取得しており、高度なセキュリティ基準を満たしています。

また「UiPath Platform」には「Insights」というツールが搭載されており、業務自動化の効果を数値として見える化し、分析できる機能が備わっています。この機能により、導入効果を明確に把握し、さらなる改善を行うための意思決定に役立てることが可能です。

WinActor

NTTアドバンステクノロジ株式会社が提供する「WinActor」は、純国産RPAで、国内8,000社以上の企業で導入されている信頼性の高いツールです。さまざまな業界のルーチン業務を効率化し、品質向上や作業負担の軽減を実現します。プログラミングの知識が不要で、誰でも簡単にシナリオ作成ができるため、ITスキルがないユーザーでも扱いやすいのが特徴です。

また、導入が容易であり、中小企業から大企業まで幅広く活用されています。30日間の無料トライアルも提供されているため、導入前に実際に試して効果を確認でき、安心して導入を進められます。

オークファンロボ

株式会社オークファンが提供する「オークファンロボ」は、ITスキルが少ない担当者でも直感的に操作できるRPAツールです。シナリオ作成が簡単で、ITに詳しくない現場スタッフでも簡単に設定や修正が可能なため、IT部門に頼らずともRPAを管理できる点が大きな利点です。

2週間の無料トライアル期間が設けられており、トライアル中には3つまでの製品版ライセンスも利用できます。オンライン相談会は無制限に参加可能で、各企業に専属のサポート担当者が付くため、導入前でも手厚いサポートを受けられます。また、有料版へ移行する際の初期費用がかからないため、初めてRPAを導入する企業にも安心して使ってもらえるでしょう。

コピロボ

株式会社NSDが提供する「コピロボ」は、ノーコードで利用できるExcel集計に特化したRPAツールです。特許技術を活用しており、エクセルの帳票をBoxにアップロードするだけで、大量データの集計を自動化し、業務時間を大幅に短縮できます。

また、オプション機能として、メールに添付されたエクセル帳票を取り込み、自動的に一覧表を作成することも可能です。難しい操作や専門知識がなくても簡単に使えるため、手軽に導入を進められるRPAツールの1つです。

ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ

株式会社キーエンスが提供する「ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ」は、操作ナビに従ってクリックするだけで簡単に業務シナリオを作成できるRPAツールです。

とくに「スマート操作レコード」という機能は、パソコン上で行った操作を高い精度で記録し、ユーザーの意図に基づいて自動化を進められる点が特徴です。経理・人事・営業・生産管理など、さまざまな業種や業務で幅広く利用でき、不揃いなデータも「Keyデータベース」によって整形し、自動化をサポートしてくれます。

ロボパットDX

株式会社FCEプロセス&テクノロジーが提供する「ロボパットDX」は、現場で簡単に作成・運用できるRPAツールで、1ライセンスで無制限の端末に対応している点が特徴です。1,000社以上の導入実績があり、現場の作業を効率化するために開発されたため、特別な知識がなくても操作が可能です。

また、導入企業には専任の担当者が付き、個別にサポートを提供するため安心して利用できます。コスト削減だけでなく、DX推進をサポートするサービスも提供しており、企業の生産性向上に貢献してくれるRPAツールです。

RPAを導入するなら『おじどうさん』

『おじどうさん』は、ブルーテック株式会社が提供する使いやすいRPAツールで、初心者でも簡単に操作できる設計が大きな魅力です。

プログラミングの知識が不要で、ITに詳しくない現場スタッフでも、直感的な操作で業務の自動化が可能です。

『おじどうさん』の特徴的な機能として、パネルを使ってワークフローを構築できる点があります。
視覚的な操作でシンプルにシステム設定ができる点が特徴で、ExcelやWeb操作の自動化にも対応し、日常業務の効率化を実現します。

さらに『おじどうさん』はAS400のようなレガシーシステムとの連携も可能で、多様な業務環境で利用できる汎用性を持っています。

導入後の更新やサポートも追加費用がかからないため、長期的に安心して運用できます。
ネットワーク設定や多言語対応など、企業のニーズに合わせた調整もサポートしてくれるため、多様な業務環境に柔軟に対応できる点も大きな強みでしょう。

まとめ

本記事では、RPAの種類や違い、種類別の特徴などについて解説しました。

RPAは、業務の効率化を実現する強力なツールですが、導入する環境や業務プロセスに応じて最適な種類を選ぶ必要があります。

サーバー型は、大規模な業務や全社的なプロセス自動化に適していますが、導入コストが高くなりがちです。一方で、デスクトップ型やクラウド型はコストを抑えた導入が可能で、個別の業務やプロジェクト単位での利用に向いています。

RPAツールはただ導入するだけではなく、どのように活用し、日々の運用を最適化していくかが大切です。

自社の業務フローやニーズに適したRPAを選び、サポートや無料トライアルを積極的に活用しながら、自社に最適なRPAを見つけましょう！