テレワークにおけるメリット・デメリットとは?デメリットの解決法まで解説!
テレワークの導入を検討している方も多いでしょう。
検討する際にはメリットデメリットを把握したいですよね。
この記事では、テレワークのメリットデメリットを紹介していきます。
また、デメリットを軽減するための対策についても触れるため、導入後にうまく運用したい方もぜひご覧ください。
テレワークのメリット
テレワークのメリットは複数あります。
この記事では、以下3つの立場別にメリットを紹介していきます。
- 企業側
- 従業員側
- 社会側
企業にとってのテレワークのメリット
企業側にとってのテレワークのメリットは以下5つが挙げられます。
- 優秀な人材を確保できる
- 離職リスクを下げられる
- コスト削減につながる
- 緊急時も業務を続けやすい
- 企業イメージの向上
①優秀な人材を確保できる
テレワークでは通勤が不要なので、日本全国から人材を募集できます。
そのため、スキルや経験が豊富な人材が見つかりやすいです。
ワークライフバランスも保ちやすい働き方なので、人気もあるでしょう。
②離職リスクを下げられる
テレワークはプライベートも充実しやすいため、働き方への満足度が高くなります。
その結果、離職リスクが下がります。
離職リスクが下がると、人材育成や人材確保にかかるコストの削減にもつながるでしょう。
③コスト削減につながる
前章でも少し触れたように、テレワークはコスト削減につながります。
通勤が不要なので交通費やオフィス代も抑えられるでしょう。
そのほか、人材確保コストや書類にかかわる紙・プリンターのコストも削減できますよ。
④緊急時も業務を続けやすい
テレワークを行うと、災害が起こった際などの緊急時も業務を続けやすくなります。
人材を日本全国から集めておけば、災害の被害がない地域の社員もいるでしょう。
業務自体も遠隔で行えるため、通常通り業務を進められます。
社内のデータもクラウドに保存しておけば、デジタル端末が破損してしまっても復元できるのも大きな魅力です。
⑤企業イメージの向上
テレワークは新しい業務形態なので、導入することで時代の流れに合わせて変化していける企業というイメージが得られます。
社員の自由度も高まるため、社員思いの企業という印象をもつ人もいるでしょう。
従業員にとってのテレワークのメリット
従業員にとってのテレワークのメリットとしては、以下3つが挙げられます。
- 通勤の負担がなくなる
- 介護や育児との両立がしやすい
- プライベートが充実する
①通勤の負担がなくなる
テレワークでは通勤が不要になります。
交通費はもちろん、人混みに揉まれることもなくなり、朝の時間的余裕も生まれます。
自宅から離れた企業にも勤められるのも大きな魅力でしょう。
②介護や育児との両立がしやすい
通勤時間が不要になり、仕事も自宅で行えるため介護や育児にも時間をかけられるようになります。
介護や育児の負担が大きく仕事を続けるのが難しくなることも減るでしょう。
③プライベートが充実する
通勤が不要になるため、プライベートの時間が増えます。
ワークライフバランスを保てる働き方をしたい方にとっては、魅力的でしょう。
社会側にとってのテレワークのメリット
テレワークの実施は社会にも以下3つのメリットがあります。
- 労働人口が増える
- 環境への負担が減る
- パンデミック時の混乱が減る
①労働人口が増える
テレワークは育児や介護などを抱えている方でも働きやすいため、労働人口が増えます。
労働人口が増えると国内総生産が増え、経済が活性化します。
税収入も増えるため、社会保障制度を支える効果も得られるでしょう。
②環境への負担が減る
テレワークを実施すると紙の書類を扱う機会が減るため、森林の保全につながります。
森林を守ることは地球温暖化の防止につながります。
また、通勤が不要になることで広いオフィスもいらなくなり、電気の消費も減るでしょう。
③パンデミック時の混乱が減る
テレワークは災害時でも働き続けやすいため、パンデミックが起きても経済的損失が小さくて済みます。
ロックダウンを行なわれても経済が滞らず、二時的な混乱が起きにくいのです。
テレワークのデメリットと解決方法
多くのメリットがあるテレワークですが、デメリットもあります。
デメリットは対策を行うことで解決できるため、導入する際には対策についても理解しておくのがおすすめです。
複数のデメリットがあるため、以下2つに分けて紹介していきます。
- 企業
- 従業員
企業にとってのテレワークのデメリットと解決方法
テレワークの導入は、企業にとって以下3つのデメリットがあります。
- 情報漏洩リスクが高い
- 勤怠管理が難しい
- 進捗管理がしにくい
①情報漏洩リスクが高い
テレワークでは社員がそれぞれ会社のデータにアクセスするため、情報漏洩リスクが高くなります。
それぞれのデジタル端末と通信環境にセキュリティ対策をする必要があるからです。
具体的な対策としては以下が挙げられます。
・VPNサービスを利用して端末にデータを残さないようにする
・ウイルス対策ソフトを導入する
・ファイアーウォールを活用する など
②勤怠管理が難しい
テレワークは社員が一同に集まらないため、勤怠管理が難しくなります。
基本的にテレワークでは、いつ仕事をしたのかは自己申告です。
メールや電話などで上司に報告するなどです。
しかし、自己申告制では信憑性に疑問が残ります。
テレワークにて勤怠管理を行う場合には、専用のツールを利用するのがよいでしょう。
パソコンへのログイン・ログアウトによる打刻などが可能になり、より正確な勤怠管理ができるからです。
そのほか、始業時と就業時にビデオ通話をつなぐなどの対策も効果的です。
③進捗管理がしにくい
テレワークにおいては対面時と比べてコミュニケーションが取りづらいため、進捗管理もしにくくなります。
オフィス勤務であれば、オフィス内で見かけた人にその場で進捗について尋ねられます。
しかし、テレワークでは互いにスケジュールを合わせなければ、話し合いができません。
相手が今何をしているのかについても見えないため「今声をかけても大丈夫かな?」などと戸惑うこともあるでしょう。
進捗管理についてはタスク管理ができるツールや、デジタルファイルを共有できるクラウドサービスが便利です。
抱えている仕事や進捗が一目でわかるようになるため、進捗管理はもちろんコミュニケーションのとりやすさの向上にもつながりますよ。
従業員にとってのテレワークのデメリットと解決方法
テレワークには従業員にとって以下3つのデメリットがあります。
- 健康被害が出る可能性がある
- モチベーションの維持が難しい
- 孤独を感じやすい
①健康被害が出る可能性がある
テレワークでは移動が不要になるため、運動不足による健康被害が起きる可能性があります。
プライベートの時間で運動するように心がけることが重要です。
また、環境の変化によってストレスがたまり、精神疾患につながるリスクもあるでしょう。
不安なことは周囲の人に相談するようにしたり、リフレッシュする時間を確保したりする工夫が必要です。
②モチベーションの維持が難しい
テレワークでは他の社員が周囲にいないため、モチベーションを自分自身で高める必要があります。
テレワークでは「あの人も頑張っているから自分も頑張ろう」という気持ちが起きないのです。
モチベーションを維持したい場合には、始業時にタスクを明確にして就業時に振り返りを行うようにしてください。
1日にどれくらい仕事が進んだか、進めていく中で何を頑張れたかを確認してみましょう。
達成感が得られて仕事への意欲を維持しやすくなりますよ。
③孤独を感じやすい
テレワークでは基本的に1人でデジタル端末に向かって仕事をするため、孤独を感じやすいです。
孤独を感じると仕事へのモチベーションが下がる人もいるため、孤独感をなるべく抱かない環境づくりが重要です。
会社に所属している感覚をもてるように、コミュニケーションを意識的に増やすようにしてみてください。
人とコミュニケーションを取ることで孤独感を軽減できます。
また、仕事内だけでなくプライベートでも人と関わる時間を多くもつことで、仕事での孤独感への耐性が高まるでしょう。
テレワークに役立つツール
テレワークを実施するには効率的なコミュニケーションを実現できるビジネスチャットツールが便利でしょう。
『DiSCUS』は、ビジネスシーンでも安心してお使いいただけるセキュリティ強度を誇っているうえ、メールアドレスだけで外部ユーザー招待が可能なので、顧客とのやり取りにも活用いただけます。
シンプルなチャットツールで、画面も見やすく操作性が良いため、ITツールに慣れていない方でも直感的な操作が可能です。導入方法や詳しい機能については、以下のリンクから無料資料をダウンロードして確かめてみてください。
まとめ|テレワークのメリットを活かしてデメリットを軽減しよう
テレワークのメリットを紹介しました。テレワークには企業・従業員・社会のすべてにメリットがあります。もちろん、デメリットもありますが対策を行うことで、マイナス要素を軽減できます。テレワークを導入して生産性を高めていきたい場合には、ぜひ実践してみてくださいね。