職場でのコミュニケーションに困っている人に!おすすめ書籍3選
同僚、上司、後輩、クライアント……さまざまな立場の人々が一堂に集まり、業務を進めていく職場において、どうやってコミュニケーションをとったらいいのか悩んでいる人も少なくありません。今回は、職場でのコミュニケーションに悩む人が読むべき本を3冊紹介します。
部下とのコミュニケーションを円滑にしたい!
『部下をもつ人の職場の人間関係―――なぜかうまくいくリーダーの社内コミュニケーション術』(ダイヤモンド社)
仕事のストレスの多くは、職場の人間関係から生じます。特に、管理職やリーダーは、職場環境を良くも悪くもする大きな権限や影響力があります。そんななか、なぜか人から好かれるリーダーはいませんか。
人間関係のコツをつかんでその質を高めることができれば、ストレスが少なくイキイキとした職場環境が生まれます。本書では、「対人関係療法」の第一人者が主に中間管理職やリーダーに向けて、職場のメンタルヘルス問題や、部下のタイプ別・問題別のアプローチのしかたなど、職場の人間関係の質の高め方や、問題が起こった際の対処法などを説明しています。新しくリーダー職についたらぜひ読みたい1冊です。
職場でトラブルに巻き込まれたら!
『職場に活かすベストコミュニケーション―ゴードン・メソッドが仕事を変える』(日本規格協会)
「言いたいことがきちんと伝わっていない」――人間関係のトラブルの多くは、こうした誤解から生じます。
世界各国で広く受け入れられるコミュニケーションプログラム「ゴードン・メソッド」に基づいて、日本の職場で起こりがちなトラブルの事例について、どうやって人に伝えるかを解説する一冊。会話例なども交えて職場でのコミュニケーションのコツを具体的に教えてくれるので、 人間関係のトラブルに巻き込まれる前に手元に置いておくことをおすすめします。
新人必読!「職場の星」になりたい人に
『半年で職場の星になる! 働くためのコミュニケーション力』(ちくま文庫)
「職場の星」になるためには、なにも営業成績を上げることだけが必要なのではありません。周りから「一緒に働きたい」と思わせる、信頼感も大切です。社会人としての「書く技術」、仕事の文書を「読む技術」、上司を説得するチカラ、社会人として通用するお詫び、わかりやすい報告、スタッフがやる気になる指示の出し方など、ビジネスパーソンとして求められるコミュニケーション力を磨くことで、周囲のあなたを見る目が変わってくるはずです。 本書では、上司や後輩から信頼される「職場の星」になるためのコミュニケーション術を紹介しています。
社会人になりたての新人だけでなく、すでに社会に出ている人も自分のコミュニケーションのあり方を見つめるために、一読をおすすめします。
コミュニケーションが職場を変える
「コミュニケーション能力」という言葉が、昨今新卒採用の現場などでさかんに言われています。立場や年齢、育った環境が異なる人が集う職場では、コミュニケーションの取り方ひとつで、仕事がしやすくもしにくくもなります。ここまで紹介した3冊は、職場でのコミュニケーションはどうとるべきか、また、これまでなぜ人間関係がうまくいかなかったのか、などを見つめなおすきっかけになるはずです。
さらに、最近ではデジタルツールの発達や働き方の多様化で、ビジネスコミュニケーションのツールも変化しています。メールや電話、対面での会議や打ち合わせ、ほんの雑談……といった従来のコミュニケーション手段に加えて、ビジネスチャットや社内SNS、グループウェア、テレビ会議など、自社の労働環境や人員構成に合った新たなツールを導入してみてはいかがでしょうか。
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