上司に意見を言うのはNG?実際の言い方を注意点も踏まえて解説

上司に意見を言うのはNG?実際の言い方を注意点も踏まえて解説

「上司に意見を言う際の言い方がわからない」
「上司に意見を言ってトラブルにならないか心配」
「上司に意見は言いづらい」

上司に意見を言いたくても「職場環境を悪化させたくない」「怒らせてトラブルになりたくない」と考え、自分の意見を伝えられないこともあるでしょう。

意見を伝えないと現状が変わらず、仕事にストレスを抱えてしまいがちです。

もし、上司に意見を言えずに悩んでいるのならば、指摘することは決して悪いことではありません。なぜなら、上司も人間である以上、失敗することがあるからです。

上司に意見が言えるようになれば、職場環境が改善され、うまく上司をフォローできれば信頼にもつながります。ただし、意見を伝える相手は上司なので、言い方には注意が必要です。

そこで本記事では、上司に意見を言う際の注意点やコツを紹介します。上司に意見を言っていいものかと悩んでいる方や、上司と信頼関係を築きたい方はご覧になってください。

上司に意見を言うのが不安になる原因

上司に意見を言うのが不安になる原因として以下3つが挙げられます。

  • ①過去に上司から意見を否定された経験がある
  • ②上司に対して意見の言い方がわからない
  • ③上司との信頼関係が成り立っていない

原因①過去に上司から意見を否定された経験がある

「考え方がおかしい」「君は何もわかっていない」などと意見を否定されたことがあると、上司に意見するのは難しくなります。 「この人に何を言っても無駄だ」と感じるようになってしまうからです。

お互いの仕事に対する考え方の意思疎通が取れず、信頼関係が崩れさらにコミュニケーションが減ってしまいます。 とは言え、あなたが意見を言わないことで、効率の悪いやり方をずっと続けるようなことがあれば、職場にとって不利益が生じてしまいます。

職場の環境を悪化させないためにも、一度意見を否定された内容に対して見つめなおすことが大切です。

原因②上司に対して意見の言い方がわからない

上司に対して意見の言い方がわからないと不安になります。「思ったことをそのまま伝えるだけではいけない」とわかっているからこそ不安になるのです。

意見の言い方を間違えるだけで、上司に不快な思いをさせる可能性があります。正しい意見だとしても、気遣いが感じられない言い方で指摘されると嫌な気分になるものです。

特に、部下からの意見は言い方に気を使わないと「自分に逆らってるのか」と感じる上司もいます。 上司を不快にさせて関係性が悪化するのを防ぐためにも、意見の言い方を理解していきましょう。

言い方がわからない人は、上司とのコミュニケーションが上手い人の真似をするのも有効です。下記記事では、上司とのコミュニケーションが上手い人が実践しているコツを紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

>上司とのコミュニケーションが上手い人が実践している5つのコツ

原因③上司との信頼関係が成り立っていない

上司との信頼関係が成り立っていないと、意見を言うことに不安を感じるものです。信頼関係が成り立っていない場合、どう伝えたらどういった反応が返ってくるのか予想がつきにくく、話しかけづらいからです。

特にあまりしゃべらない上司に、苦手意識をもつ人は多いでしょう。 どう伝えるべきか一人で考えているうちに、不安が膨らんでいって「怒られたらどうしよう」「部下に意見を言われるのは嫌かな」と勝手に考えてしまうかもしれません。

面倒見が良い上司のなかには、部下が上司に意見を言うことに対して好意的な人もいます。

また、口数が少ない上司は、コミュニケーションが受け身になりがちです。人は、好意を向けてくれる人に対して、心を開きやすいので「信頼している」という態度で接すると上司から好意的な反応を得やすくなります

上司とコミュニケーションを取り、信頼関係を築いてみましょう。 上司との関わり方に悩んでいる方は、下記記事がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

>コミュニケーションが取れない上司との関わり方|働きやすい環境に変えていこう

上司に意見を言うメリット

上司に意見を言うと、以下2つのメリットがあります。

  1. ①業務が円滑に進む
  2. ②上司に積極性をアピールできる

メリット①業務が円滑に進む

上司に意見を言うと、業務が円滑に進みやすくなります。非効率なやり方を改善できるからです。

チーム全体の生産性につながる意見を出すことで、上司から信頼されることもあるでしょう。上司からの信頼を勝ち取れば、それ以降はさらに意見が言いやすくなります。

上司に意見を言うのは、最初は勇気が必要なことです。しかし、今後あなたが働きやすい仕事環境をつくるためにも、意見を伝えることをおすすめします。

メリット②上司に積極性をアピールできる

意見を言うと、上司に積極性をアピールできます。仕事に対しての熱意を伝えることができるからです。

部下の立場で上司に意見するのは簡単な事ではありません。そのような状況の中で勇気を振り絞って業務を改善しようとした部下の意見に対して、上司は耳を傾けてくれるようになるでしょう。

その結果、意見をかわすなかで信頼関係が生まれ、スキルアップや実績につながる仕事を任せてもらえることもあるでしょう。

業務に対する熱意や努力は、会社からの評価にもつながります。積極性をアピールするためにも、業務の改善点や気になったことは上司に相談してみましょう。

上司に意見を言う際にトラブルを避ける言い方は?

上司に意見を言う際にトラブルを避ける言い方は、以下2つが挙げられます。

  1. ①意見を明確にする
  2. ②クッション言葉を使う

トラブルを避ける言い方①意見を明確にする

上司に意見を言う際は、明確にそして簡潔に伝えましょう。忙しい時に長々と意見すると、上司の機嫌を損ねてトラブルになりやすいからです。

上司は自分の仕事以外にもたくさんの仕事を抱えています。例えば、部下のマネジメントやチーム運営など多くの仕事があるのです。

そんな忙しい上司に、要点が伝わらない話を長々としてしまうとイライラされやすくなってしまいます。上司とのコミュニケーションで大切なことは、簡潔でわかりやすく伝えることです。

以下の記事でも、明確に伝える大切さを紹介していますので、参考にしてみてください。

>仕事できる人は喋らない?その理由やどうやって付き合ったら良いかを解説

トラブルを避ける言い方②クッション言葉を使う

上司に意見を伝える際は、クッション言葉を使いましょう。ストレートな意見は、上司の気分を害する可能性があるからです。

上司は立場上、部下に指示を出す役割を担っており、面子やプライドがあります。

「可能であれば〜」「検討していただきたいのですが〜」などというクッション言葉を使用することで、相手のプライドを傷つけずにこちらの意見を伝えられます。

決定権は上司にあるので、あくまで提案をする形にとどめましょう。意見を通すことを意識しすぎると、感情的になって敵対してしまうリスクがあるからです。

上司を気遣うクッション言葉を使って、伝え方にも配慮しながらあなたの意見を伝えましょう。

上司に意見を言う際のNG行動は?

上司に意見を言う際には、以下の2つの行動は避けましょう。

  1. ①職場の人が多いところで意見を言う
  2. ②感情的に意見を言う

NG行動①職場の人が多いところで意見を言う

職場の人が多いところで上司に意見を言うのは、極力避けましょう。 経験の浅い部下が他の人がいる前で上司に間違いを指摘すると、上司のプライドが傷つくことがあるからです。

相手の立場や気持ちを気遣った振る舞いをするのは、社会人として最低限のマナーです。ミスの指摘は必要ですが、人前を避けて上司が落ち着いてあなたの意見を聞けるようにしましょう。

落ち着いて意見を聞いてもらえれば、意見も通りやすくなるためあなたにとってもメリットがあります。 多くの場合、上司は部下より年齢が高く、業務経験が豊富ですので、その点に敬意を表して伝え方には配慮するべきです。

休憩時間や雑談の合間などを見計らって、上司と二人のときに伝えるようにしましょう。

また、意見を言うときは「○○さんのやり方も、△△という観点で素晴らしいと思いますが、こちらのやり方だとより効率が良くなる気がするんですが、いかがでしょうか?」というように、相手のやり方を否定せずに提案すると好印象になります。

NG行動②感情的に意見を言う

上司に意見を言う際は、感情的に伝えるのは避けましょう。こちらが感情的になってしまったら、上司も感情的になる可能性があるからです。

上司と部下が険悪になるだけでなく、周囲にも悪影響を及ぼすことがあります。例えば、上司やあなたの怒鳴り声が聞こえた場合、職場内の空気が一気に悪くなってしまいます。

上司に意見を言う目的は、お互いの関係性や職場の改善のために行うことを忘れないようにしましょう。万が一、意見がぶつかり険悪な雰囲気をつくってしまったら、目的は達成できません。

自分の意見が相手にどんな感情をもたらすか整理したうえで、冷静に意見を伝えてみましょう。

上司に意見を言うのが苦手ならツールを活用しよう

上司に意見を言う手段として、ビジネスチャットツールの活用も検討してみましょう。ビジネスチャットツールを活用すれば、面と向かって言いにくい意見でも伝えやすいからです。

直接会話するのに比べて文字におこす作業があるので、考える時間ができ、より冷静に意見を伝えやすくなります。

また、メッセージは上司のタイミングで見ることが可能なので、話しかけるタイミングを伺う手間もありません。

ちなみにビジネスチャットツール『DiSCUS』は、本当に必要な機能のみを厳選しているからこそ、低コストで使いやすいツールを実現しています。

『DiSCUS』に興味がある方は、無料資料をダウンロードして詳細を確認してみてください。

>無料で『DiSCUS』の資料をダウンロードする

まとめ|上司に意見を言う際には言い方とタイミングが大切

関係性を築けたり、職場環境を改善できたりするため、上司に意見を言うのは決して悪いことではありません

とは言え、上司に意見を言うのは、勇気が必要なこともあります。過去に上司から冷たくあしらわれたなどの経験がある場合、「怒られたらどうしよう」「否定されたらどうしよう」と不安になる方もいるでしょう。

ただし、伝え方によっては、面子をつぶしてしまう可能性があるので注意が必要です。相手を尊重したうえで、相手の立場に立った言葉遣いを心がけましょう。

おすすめ記事