事例でみる社内コミュニケーション活性化

事例でみる社内コミュニケーション活性化

スムーズに仕事を行うためには、社内のコミュニケーションがとても重要ですよね。コミュニケーションがきちんと取れないと、ちょっとした勘違いや個人個人の解釈の違いなどで、仕事の結果が大きく左右されてしまいます。
そこで今回は、社内のコミュニケーションを活性化させることに成功した企業に注目してみたいと思います。実例を見ながら、こういった企業がどのような方法でコミュニケーションの活性化を行っているのか学んでみましょう。

世界をつなげてグローバルな成功を収めるTOYOTA

日本を代表する自動車メーカーのTOYOTAは、世界27カ国・地域に生産事業体を持ち、170カ国を超える区域でその製品の販売が行われているグローバル企業です。

TOYOTAのグローバルな成功の要因に、いかにスムーズに効率良く企業全体のコミュニケーションが図れるかを考えたシステムがあると言われています。現在、その代表として挙げられるのは企業内チャットシステムで、時差や仕事環境の差がネックになりがちな普段のコミュニケーションはもちろん、問題に対する解決策や情報交換などについても素早く行い、より多くの人のインプットを得ることに成功しています。

支店や部署、または拠点国が違っても、企業全体がうまくコミュニケーションをとる方法を編み出すことが、企業の成功にとって大切であることがうかがえます。

社員のモチベーションをあげるwizpra

インターネットサービスや、サービス業向け教育研修・コンサルティングを提供するwizpraでは、社員のモチベーションを上げることにポイントを置いた、ユニークなコミュニケーション法を取り入れているそうです。

人というのはやはり「褒められると伸びる」生き物ですよね。しかし、実際仕事をしていくなかでお互いを褒め合う環境や状況というのは、なかなかないのではないでしょうか。注意点や問題点というネガティブなものがコミュニケーションの主流になってしまうと、コミュニケーションをとること自体がどうしても億劫になってしまいます。

そこでwizpraでは、ポジティブな内容をコミュニケートする、「社員がお互いを褒めあう独自プログラム」を導入しました。良い仕事をすればプログラム上でそのことを認めてもらえる。そしてそれを他の社員にも認識してもらえる環境を作り出すことで、一緒に仕事をしている仲間のことを気にかける、あるいは相手を褒める、感謝の気持ちを伝えるなどのコミュニケーションを円滑に行えるようになりました。

アナログとデジタルをうまく共存させるコンビーズ

コンビーズは、メール配信サービスをメインに、確実な地位を築き上げてきたベンチャー企業です。IT系企業ということで、パソコンに向かっての個人作業も決して少なくありませんが、そのぶん人と人が直接コミュニケーションをとることを意識的に行っています。

例えば、ランダムに選ばれた4人組が、好きなお店で一緒にランチを楽しむ「ランチDEデート」という制度や、ハイキングやバドミントンなど、体を動かしながらコミュニケーションを楽しむスポーツイベントなど。また、社員数名が決められたテーマに沿って自由な発言を行いながら意見や情報交換を行う「井戸端会議」という制度には、社長自らが参加することもあるそうです。会話の盛り上がりを通して生まれるアイデアや信頼関係というのは、アナログならではの利点なのかもしれませんね。

コミュニケーションしやすい環境づくりを心がけよう

社員同士がコミュニケーションしやすい環境を作るというのは企業がぜひ重点を置くべきポイントです。素晴らしい意見や新しいひらめきなどを社員が自ら発信しやすい環境や、コミュニケーション・ツールを用意することを心がけましょう。

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